出会い

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俺と郁哉は旭と銀朱と舞杜とは生まれた時からの付き合いなのだ。いわゆる幼なじみってやつだ。 いつも4人で行動していた。 中学三年の冬僕自身にある出来事が起きた。 俺達は超名門大学の附属高校の学力特待が年の暮れには決まっていた。 それに俺達のグループがモテていた事からここら辺では大地主の息子が一番静かな俺を苛めの標的にした。 机の上には゛クズ゛゛義兄弟゛゛金食い虫゛゛親殺し゛毎日罵倒文が書かれていた。 毎日毎日朝机を綺麗にして担任にはばれないように苛めを受けていた。 それは郁哉が入院している時に限ってだった。 郁哉がいたら俺の制止も聞かずに止めに入っているだろう。 それに郁哉はクラスの人気者だから対称的にクラスでは浮いている俺はかっこうのいい餌だったんだろう。 旭、銀朱、舞杜には見てみぬふりをしてくれと頼んであった。 三人とも最初は戸惑っていたけどもう慣れたようだ。 俺も慣れた。 毎日が同じ事の繰り返しで俺にとってはギターを弾く事以外興味もなかった。 確かに苛めを受けていた日々は辛かった。でも俺には一種の諦めがあった。 苛められても仕方がない、と。 両親を殺した俺には当然の罰なんだと思う。
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