プロローグ

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学園に向かって歩きだす。女の子も隣に並んでついてくる。 「最初に訊きそびれたけど、行き先は千里学園でいいんだよな?」 「えっ! 何でわかるの? アタシがどこに行きたいかなんて話してないに」 「制服姿で地図持ってうろちょろしてたら、大体予想つくよ。最近こっちに来たのか?」 「うん。今朝ついたんだ。一人で外に出るの初めてだったから、迷っちゃって」 「初めて外に出るって…。箱入り娘なんだな。どこから来たんだ?」 「宇宙だよ」
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