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桜が散り始めたこの季節。
まだ少し肌寒さを感じさせるこの風はそれでもなお春の訪れを感じさせるには十分だった。
ぞろぞろとその風を感じながら歩く学生服を着た人々。
散った桜の花びらを踏みしめ校門を通る学生達。
そう今日は新学期というやつだ。
また学校が始まると嫌そうなことを言っていながら、その声にはなぜか楽しみに待っていたかのような感じにも聞こえる発言をする学生とは別に一人で登校する生徒がいた。
名は「レオン」
この学園『魔武器生成専門学校』
通称『魔専校』
この学校で優秀な成績のレオンは今年で四年生になる。
年齢は15歳。
一般的の学生で言えば高校一年生になる。
なぜ四年生かと言うとこの学校には中学、高校という括りはなく、ここの学生は一学年から六学年というわけかただ。
簡単にいえば小学校とおなじである。
なぜ六学年にした理由はこの学校の専門知識を学ぶためにはどうしても六学年にするしかなかったからだ。
そもそもこの学校は何の専門分野を学んでいる学校なのかと言うと。
『武器生成』
武器生成という科目がこの学校の専門分野である。
武器生成とは簡単にいうと武器を作ることだ。
この学校で武器生成の科目は武器を作るための知識やその技術を学んでいる。
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