違い

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―昼休み― いつものように 池に向かう。 「ジューンちゃん♪」 「夏美ちゃん・・・」 (デタな) 「どこいくの?」 「お昼食べに・・・」 「あたしも一緒に 食べたいなっ」 「え・・・。」 あそこはダメだよ。 だってフジとの・・・。 純はどうしても 池は教えたくなかったんだ 「ちょぉおっと・・・。」 「なんでなんで!?」 ・・・パタ。 「あ。」 フジだ。 パコ・・・たたたた!! 「ジュンちゃん!?」 なんで私は 逃げたんだろ。 気まずいから? 違う。 夏美ちゃんと フジがまた 親しくしてるのを 見たくなかったんだ。 これじゃぁ 私フジのこと 好き・・・みたい? ダメ・・・・。 私なんかがフジに 恋をしちゃ。 夏美ちゃんみたいな 可愛い人が・・・ 人気者のフジと 眼鏡の私。 違いがありすぎる 苦笑いをしながら お弁当を食べた。 私だけの物になった 池で。
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