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カサカサ・・・ 「よっ!」 「フジ・・・!」 「久々に来たけど やっぱいいね~ ここは。」 またいつもみたいに 何事もなかった顔で フジが池にきた。 「・・・・。」 「純さっき、急に 走ってっちゃったから 腹でも痛いのかと 思ってさ! 心配で池きたら やっぱいた!!(^з^)」 「違うよ!!」 「純具合悪いと ここだからな」 「保健室嫌い。」 「ちゃんとクソしたか?」 「だから違うってば!」 「くくっ・・・」 「何笑ってんの! 私はただお昼を・・・」 また前みたいな 穏やかで、 まったりとした 時間が流れた。 「なんで最近池に 来なかったの?」 「・・・あぁ!単位 危なくてさ!!! けどもう大丈夫。」 「放課後だって」 「・・・・まぁいいじゃん」 私にとっては 良くなかった。 初めてできた友達 初めてできた好きな人 そうだよね。 フジは友達だって たくさんいるし、 夏美ちゃんだっている 私1人いなくたって 平気だよね。 まぁいいじゃんだよね。 久々に池に 現れて 私を最大に喜ばせて いっきに突き落とした フジに少し怒った。 フジに背を向ける 「純って歩く時 いつもパコパコなるよな」 「・・・・」 「歩くの遅いし」 「・・・・」 「髪も適当♪」 「・・・・ムカ」 「何!?今度は 私をいじめたいの?!」 私はフジの方に 顔を向けて さら怒った。 「それとこの 牛乳ビンの底的な 眼鏡・・・・・・・・」 フジは純の眼鏡を 勝手に取った。 「ちょっと!!汗」 「じゅ・・・・・。」 フジの言葉が 止まった。 眼鏡がないから 表情はまったく 見えない。 見えないながらも フジの顔を見つめる。 バッ!「じゃぁな!」 眼鏡を純の手に返し 走りさった。 純は眼鏡をかけて 走り去るフジの 後ろ姿を見た。 「?????」
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