徒歩

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ポフッ。 (今日は朝から 無駄に神経使って 疲れたな・・・) いつもなら 一人でゆっくり 登校のハズが 藤井啓太のせいで 調子が狂う。 バッ! 一度席についた 純はすぐに立ち上がり 教室から出た 周りは 授業開始5分前に 教室を出ていくにも 関わらず 純には目もくれず。 純の存在は薄く 名前すら知られてない 純=眼鏡の子 ・・・パコンタッタッタ・・・・ 純のように 名前もわからない花が 咲き 木々のこぼれ日が通り 今の時代 こんな自然にあふれた 場所はおそらく 純しか知らない。 学校からすぐ近くで 純は大半ここで 1日をすごしている。 「疲れたな・・・」 シャーペンを手に 小さなノートに 絵を描き始めた。 「へへっ、上出来♪」 「上手だね」 純が見上げた先には 朝の奴だ。 「藤井啓太・・・。」
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