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前回と違い、今回は十分な準備期間もあってか、『蝶龍』の勢いは前回の比ではなかった…。
『爆不』も応戦しようとするが、今回『殺蝶』はそれぞれの幹部を前線に置いて、指揮を取る…。
『殺魔』からは大久保や中村と大物までもが前線に出向き、さらに『蝶龍』も『蝶龍五傑』がそれぞれ指揮をとる形で『爆不』を襲撃する…。
俺達『新撰組』もなんとか盛り返そうとはするが、不意を突かれる形となった『爆不』にそこまでの勢いはない…。
瞬く間に今度は『爆不』が追い詰められる事となった…。
それでも抗争を繰り広げ、今回の抗争が始まってちょうど1週間が過ぎた頃…
『爆不』のトップ…。
『徳永義信』が何者から拉致される事となる…。
これには『爆不』全体にも動揺が見られ、『殺蝶』を潰すという者とすでに諦めた者と分かれていく…。
唯一、『殺蝶』を上回っていた『結束』が内側から潰されていく事となる…。
そして『EYE’S』のボスがこの事に看かねて独自で義信の行方を捜す…。
ボスの人脈や『EYE’S』の実力もあって、その3日後に義信を発見した…。
だが、発見された義信の顔には覇気がなく、何かを恐れているかのように震え…
さらに身包みまで剥ぎられ、髪もボーズにされて、とても『爆不』のトップとして見られる容姿ではなかったそうだ…。
義信は相当な精神的な苦痛を与えられたのか、ボスの顔を見ても反応もなかった…。
それからさらに8日後の事…
『徳永義信』は自らの引退を表明する…。
これにより…
『爆不』は…
結成から25年目にして…
初めて敗北する事となった…。
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