第一章 油路地の変…

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俺は少し残って局長と2人で話をした…。 やはり『爆不』と『殺蝶』が喧嘩になった際に避けて通れないのが… 西郷、桂の存在だ…。 この2人を潰さない限り『殺蝶』の勢いは止まらないだろう…。 自然と西郷の相手は局長となる…。 現在『爆不最強』の称号は局長と言っても過言ではない…。 元『爆不最強』の西郷の相手が出来るのは局長ぐらいのものだ…。 さらに未だ顔も見た事もない桂の存在も気になる…。 色々な噂が飛び交っているが、あの高杉達が下についただけあって実力はあると見た方がいい…。 おそらく桂の相手はボスとなるだろう…。 つまり俺の相手は自然と大久保や『蝶龍五傑』となる…。 その事で俺と局長はしばらく話合っていた…。 そして、局長は今から行く所があると言い、俺達は『屯所』で別れる事となる…。 俺はその日、バイトの店が休みの事からそのまま帰宅していたのだが、帰る途中に前を歩く総次の姿が目に入る…。 どうやら総次もバイトがなかったようだ…。 総次は壁に手をつきながら咳をしている様子だった…。 そう言えば、幹部会でも咳をしていた事を思い出し、声をかけようとした時だった…。 「ゴホッ…!!! ゴホッゴホッ!!!」  
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