すすぐと宝

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「ねーねー!すすぐおにーちゃんはもふもふすき?」 「え?もふもふとはなんでしょうか?」 「もふもふはもふもふだよ!おるふみたいなの!」 「…えっと、僕は彼に嫌われているので怖いです」 「え!?おるふがこわいの!?おるふやさしーよ?」 「それは、宝くんが大事だから宝くんにだけは優しいんですよ」 「そうなの?」 「見ていると、解りますよ。それでおるふさんはどちらに?」 「おるふね、ヒトガタになってけんかしてた!」 「け、喧嘩ですか!?止めなければ!」 「いまとおりすがりのいんちょーさんにおこられてる!」 「委員長さん?もしかして…」 「いんちょーさんしってるの?」 「同級生かもしれないですね。それで喧嘩していたお相手さんは?」 「すずジャラジャラうるさいって!おるふおこってた!」 「鈴?僕には解らないですね…。宝くんも鈴付けてますよね」 「おるふがくれたの!これでボクのいばしょわかるんだって!」 「(猫鈴?)そうなんですか。でもおるふさんは狼さんでしたよね?匂いとかで解らないのでしょうか?」 「あのね、おるふにおいもわかるって!」 「(鈴の役割って一体…)」 .
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