宝とウォルフのとある日

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宝の気の無い感じに疑問を持ったウォルフはとあることを思い出した。 「体育、普通に受けたことあるよな?」 「!」 「宝、なにを隠している?」 「ちがうもん!かくしてないもん!すずついてるとねこさんがはんのうするのやとかじゃないの!」 「……」 「ねこさんおるふみたいにもふもふだけど、ボクたべられちゃうのやなの!」 「宝」 「おるふがくれたから、だいじにはしたいけど、たべられちゃうのやなの!」 「宝!」 がばっと宝に人型になって抱きしめるウォルフ。 二人の身長差は90cmだ。 「おるふ?」 「可愛いこと言うな。食べたくなる」 「!?おるふ、ボクたべるの!?やだやだ!」 「…宝、その名前の意味は、俺の宝物という意味だ。だから、宝が俺の中で一番大切なんだ」 「たからもの?ボクが、おるふの?」 「そうだ。だから、その鈴も外したいとか言わないでくれ」 「…わかった」 「そのかわり、宝がピンチの時は絶対に助ける。相手を殺してでも、な」 ウォルフは宝以外に興味が無い狼。 宝に近付くものは皆敵と認識しているのだ。 「じゃあ、ボクじゅぎょーすずつけてでるね!」 「あぁ、俺も参加する」 ウォルフの宝に対する感情は親なのか愛なのか。 end
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