第1話:平凡高校生、マネージャーになる

7/20

101人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
この学院はただでさえ学費が高い(芸能人なら払えるだろうが) 普通にバイトをして払える額じゃない(しかもバイト禁止) 俺には頷くしかもともと選択肢は存在しなかった。 目の前で喜ぶ年齢不詳で芸能プロの社長でもあるイケメン理事長。 はめられた気がする平凡少年。 「それじゃあREINのメンバーには控えてもらってるから紹介するね!」 そして歩き出す理事長に別室に連れられた。 REINは5人組男性アイドルグループ。 主に女性に人気あるが男性にも支持されている。 冠番組は3.4個で、テレビで見ない日はないと言われてる程多忙の中の多忙だ。 新曲は毎回オリコン一位になる。 あまり学院には行かないらしい(忙しいから) ん?なんで俺がそんなに詳しく知ってるかって? それは宗二郎に散々言われてきたからな、それはうんざりするほど… 俺は正直アイドルとかに興味ない(家族がアレだからかもしれないけど) 俺は平凡なんだ、マネージャーなんか無理だ。 しかも相手は新人アイドルじゃなく大人気グループだ。 プップレッシャーがのし掛かる… そして理事長室の別室の扉が開かれた。 「悠、詩紋、悠人、龍之介、ジョウおまたせ、君達の新しいマネージャーさんだよー?」 背中を押して中に入るよう言われて入った。 そして第一声。 「…平凡なガキじゃねーか、こんなのにマネージャーなんか出来んのか?」 今言ったのはREINの一人、一番の年少者の浅村悠。 なんか年下のくせに偉そうな奴だ。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

101人が本棚に入れています
本棚に追加