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この学院はただでさえ学費が高い(芸能人なら払えるだろうが)
普通にバイトをして払える額じゃない(しかもバイト禁止)
俺には頷くしかもともと選択肢は存在しなかった。
目の前で喜ぶ年齢不詳で芸能プロの社長でもあるイケメン理事長。
はめられた気がする平凡少年。
「それじゃあREINのメンバーには控えてもらってるから紹介するね!」
そして歩き出す理事長に別室に連れられた。
REINは5人組男性アイドルグループ。
主に女性に人気あるが男性にも支持されている。
冠番組は3.4個で、テレビで見ない日はないと言われてる程多忙の中の多忙だ。
新曲は毎回オリコン一位になる。
あまり学院には行かないらしい(忙しいから)
ん?なんで俺がそんなに詳しく知ってるかって?
それは宗二郎に散々言われてきたからな、それはうんざりするほど…
俺は正直アイドルとかに興味ない(家族がアレだからかもしれないけど)
俺は平凡なんだ、マネージャーなんか無理だ。
しかも相手は新人アイドルじゃなく大人気グループだ。
プップレッシャーがのし掛かる…
そして理事長室の別室の扉が開かれた。
「悠、詩紋、悠人、龍之介、ジョウおまたせ、君達の新しいマネージャーさんだよー?」
背中を押して中に入るよう言われて入った。
そして第一声。
「…平凡なガキじゃねーか、こんなのにマネージャーなんか出来んのか?」
今言ったのはREINの一人、一番の年少者の浅村悠。
なんか年下のくせに偉そうな奴だ。
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