プロローグ

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鷹「お帰りぃ~」 鳳「ん?…来てたのか鷹伯」 鷹「来てたのかじゃねぇーよ。俺は13時ぐらいに行くと、連絡した筈だが…今、何時だと思ってんだ?」 鳳矢は鷹伯に言われてケータイで時間を確認した。 鳳「……14時23分………すまん!!」 鳳矢は鷹伯に両手を合わせて謝った。 鷹「はぁ…別に良いよ。そんなことより、今日の標的はそんなにヤバかったのか?」 鳳矢は鷹伯の質問に答えながら仕入れた飲み物等を片付けて行く。 鳳「ん~……あの程度なら俺じゃなくても良かったと思うぞ?」 鷹「……上の連中はいったい何を考えてるのやら?」 鳳「それはあれだろ?上の連中は『神族』の恩恵を受けてる奴が多いからだろ?それに、俺は『魔族』の恩恵を受けてるからな」 鳳矢の言う『恩恵』とは、『神族』や『魔族』と言った者達から授かった力である。 神族の恩恵を授かれば……『魔法』 魔族の恩恵を授かれば……『魔術』 が使える様になる。この世界では『魔』と略される事が多い。 鷹「それにしたって上の連中の『魔族』側は何をやってんだよ?宗治さんだって役員だろ?」 鳳「宗治って……『アグレナ』さんか?」 『アグレナ』又の名を『萩村 宗治』(ハギムラ ソウジ)彼は鳳矢が学生の時にカラオケオフで知り合った人で彼も鳳矢同様『魔族』の恩恵を受けている。 鳳「流石に、アグレナさんだけだと抑え込めねぇーよ」 鷹「あ、そっか鳳矢は俺と同じで『補助系』だったな……」 鷹伯が言った『補助系』とは、『魔』の力のタイプの事を言う。他に『攻撃系』がある。
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