やっぱり女の子は神的な存在であり守りたくなるものだッ

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╋ ╋ ╋ ╋ ╋ 俺の名前は「覇月珠威(はづきしゅい)」どこにでもいるような平凡な高校生。 といってもまだ一年生。今はまだ五月なので中学を卒業したのがつい何日か前のような感じがする。 唯一変わっているといえば・・・周りから最強で最低の変態と恐れられている事だろうか... 今この家には俺一人しか居ない。 母さんは海外出張が多く我が家に居ないことがほとんど。自分が言うのもなんだがかなり美人だ。 父親はまだ俺が小さい頃に他界してしまった。聞けば交通事故で死んでしまったと聞く。ただ俺にはその頃の記憶が幼かったからかほとんど無いのであまり父親がいたという実感がない。 だけど、当時はかなり悲しかったんだと思う。母さんからその頃の話は少しだが聞かせてもらったことがある。 だがあまり深くは切り込まないようにしている。母さんに悲しい思い出なんて話してほしくないし、俺自身もそんな話は聞きたくない。 兄妹は双子の妹がいる。妹達の事は「マイエンジェル」と呼んでいる。周りが言うに俺は重度のシスコンらしい... しょうがないだろ・・・可愛いんだから! ただ、今は中学の修学旅行で家には居ない。 つまり俺は今・・・この家で一人。 そう・・・何でもやり放題ということだ。 この歳の健全な男子なら誰でも憧れるであろうこの展開。 普段は妹達に邪魔されて出来ないパソコン。ゲーム。人の前では観れないあんなサイトや人の前ではできないあんなゲームなど・・・。やり放題なのだ。 さらにこの天国は一日限りではなかった。 妹達の修学旅行は思っていたより長く、金曜日に出発し帰ってくるのは来週のいつかだという。 いつかという曖昧なのは妹の話をよく聞いていなかったので来週の何曜日なのかは分からない。 まぁ。今日、日曜日までは絶対に一人だ。 とはいってもただでさえ両親が家に居ない毎日だったのに、妹達までいなくなると寂しいような気もする。
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