やっぱり女の子は神的な存在であり守りたくなるものだッ

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だがこの休日はとても充実していた。昨日はパソコンしてゲームして漫画読んで・・・。それの繰り返しだった。 そして今日もそうやって一日を過ごそうとしていたが、あの夢。 あの夢がどうしても忘れられない。 いったいあれは何なのか? それを知りたかった。何よりあの美少女が気になって仕方がなかった。 あの子は例えるなら天使!凛として咲く花!現代に現れたクレオパトラ! 美しく、綺麗で可愛い! おそらくあの子は美少女の国からはるばる日本にやって来たのだろう。(そんな国あるのかわからないが...) 会いたい。会いたい、会いたい、会いたい!あの子に!あの娘に! 俺は決めた。あの森を探す。あの子を探す。 なんとしてもあの子に近づきたい。 しかしあんな森、この近くにあっただろうか? でも...それでも会いたかったかった。 (うまくいけばあの美少女とフラグ立っちゃったりして・・・) 気付くと珠威は満面の笑みを浮かべていた。 「グヘへへへ」  そんなうまい話があるのだろうか? だが今の珠威は誰も止められない。眩しいほどに輝いている目。 さっきまでの死んだような目が嘘のようだ。 その時だった... (きた!!) この感じ。下半身に感じるこの熱さ。 普段は寝起きに起きるものなのだが...この休日は妹達がいなかったから朝、起こしてくれる人がいなかった。起こしてくれる人がだ! この休日は起こしてくれる人がいなかったから寝起きには起きなかったこの現象。やっと朝一番のがきた! そう...つまりそれは 「朝だ...ゴホッ...ガハ..ゴホゴホッ」 カッコよくきめようとしたら朝食の残りのパンが喉に詰まってしまった。それを一気に口に含み牛乳で流し込む。 (さて、行くか!) あの森を探しに。あの美少女を探しに! 珠威は立ち上がり朝食の片付けもしないで服を着替え出かけるのに必要な携帯、財布、その他もろもろをお気に入りのショルダーバックに詰め込み、自分の部屋に飾ってあるアイドルのポスターを見てエナジーチャージ。勢いよく家を出た。 だが、この時。少年はまだ知らない。 考えてもなかっただろう。 この思い立った行動が己の運命を変える、いや世界の運命を変える ことになろうとは。 こうして少年の日記の一ページ目が刻まれていく。
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