やっぱり女の子は神的な存在であり守りたくなるものだッ

5/5
前へ
/5ページ
次へ
╋ ╋ ╋ ╋ ╋ 勢いよく家をとび出し自分の自転車(ユイちゃん号)に乗ろうとした瞬間。 咆哮が聞こえた。 「ワンワン」 自分の愛犬だ。覇月家において番犬を任されている。 「じゃあ、頼んだぞ。ケルベロス!」 そう言い残すと自転車に乗り、道路へ出て行く。 ちなみに《ユイちゃん号》とは自転車を買った時に何か名前を付けようと考え珠威の好きなグラビアアイドル「ユイちゃん」からとったものだ。 《ケルベロス》についてはあまり深く切り込まないでほしいが...珠威の妹が名付けた名前だ。この話についてはまた次の機会に... (森、森・・・森・・・この辺にあったかな...) 珠威は早速、行き詰ってしまった。 それはそうだ。この辺りは住宅街で森なんて近くにない。 (しょうがない、少し遠くまで行ってみるか) 見当もなく、とりあえず家から大分離れた所にある森に行ってみることにした。 とても気持ちがいい朝だった。太陽はまぶしく、風は涼しく良い具合に吹いていた。 この最高ともいえる天気の中、少年は探す。森を。 いや、正確にはあの《美少女》をだが。 グングンと愛車(ユイちゃん号)を加速させていく。  
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加