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助手席にいた隊員が薫の座る後部座席の扉を開け、ゆっくりと立ち上がり軽く頭を下げて自分の車に乗りかえた。指にシートベルトをかけるては震えて両肩の力が入らないでいた。
隊員が二人で高速乗り場に赤色灯を振りかざして車を誘導し、大きな赤い旗を持った隊員が振り下ろしたらランプウェイに走り始めた。
赤色灯を持っていた隊員は薫の車が高速乗っても立ち止まり姿を追っていた。
「竹華さん!小諸インター近くでトラックが横転事故で応援要請ですから行きましょう・・・・・・竹華さん?」
「あ・・・・・・ああ、すまない」
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