~蒼い神~
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隊員は呆気に取られていたが、冷静に薫の言葉を聞き取った。 現実に引き戻された感覚が薫に重圧となり、二人の隊員を見つめながら大人気もなく泣き喚いた。隊員がチリ紙を差し出して受け取った薫は数枚受け取り涙で歪み濡れた顔を拭いていた。 「高速道路の入口を案内しますので、くれぐれも安全運転でお願いします」
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