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覆面パトカーに追い抜かれて脱力感に見舞われた薫はやっとの思い出で運転し走行車線をぼんやり走っていた。千曲川サービスエリアの看板を確認すると速度を落としてウインカーを出して入っていった。
直ぐに空いてる駐車場を見つけると車を止めてシートベルトを外し椅子を倒して天井を見つめた。旅行の楽しかった思い出に父が倒れた報告待ちで涙を流し目を激しく擦った。
ぼんやりしていたらカバンに入ってる携帯が鳴り出して妹からの着信に慌てて取り出して出た。
『姉貴!親父は無事だったよ~~脳梗塞も軽くて事故の怪我も殆どないって!』
「ホント!よかったよ~~~よかったよ~~~遅くなるけどそっちに行くからね!」
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