~蒼い神~

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一瞬、ゆっくりと薫の左目に微かに映った紺色の車両を運転する隊員の青い制服にヘルメット被った姿を直ぐに覆面パトカーと判断できた。 暗いトンネルから出ると赤色灯を点した紺のクラウンがはっきり薫の瞳に入ると入れ替わって追い越し車線から助手席の隊員が窓を開けて誘導棒を振りかざしマイクで指示してきた。 『熊谷330・・は・55・・・・・・停車場所まで案内するのでついてきなさい・・・』
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