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「菊池拓人だよ。今は友達かなー」
「ふーん。菊池か委員会で一緒だって言ってたな」
「え、ああ、確か?」と曖昧に返すとあかりが私に抱きついて滝にニヤニヤと笑っていた。
「新事実知って寂しいの?まぁ、菊池とは終わってるから安心しなさい」
「別に心配してねぇーよ。幼なじみがモテるっていいじゃん」
あかりは「ふーん」と面白くなさそうに返事をし、微妙な雰囲気を変えたのはけいただった。
「ほら、遅いし、帰ろうか。あかり帰るよぉー」
私からあかりを無理矢理離し、強制的に帰る事になったあかりに手を振り「新学期にね」と言い私達も帰る。
「じゃーね。滝」
「え、ああ。じゃーな」
隣同士なので、別れてもすぐにお家なので特に心配する事なく家に入る。
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