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「是非趣味を」
「東雲、鼻息荒い……カジュアルが好きなんじゃない?俺分かんないし」
「なら、蓮斗先輩はどんな服着るの?」
あかりに捕まってる拓人を心配しながらも、ゲームのボスを倒してるので助けてあげらなくて小さく謝った。
「あ、負けるー!?」
「貸せ。柚」
素直に拓人に渡し、あかりを私が静めてる間に軽々と倒す拓人に小さく拍手した。
「お前が下手すぎなの……兄貴はどんな服でも大丈夫だと思うよ」
「そうよね」と力強く頷くあかりは携帯で好きなブランドの新作をチェックしていた。
「おーい。菊池。手伝って」
男子生徒に呼ばれた拓人は私に携帯を返して「じゃあな」と行ってしまった。
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