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20XX年、夏はまだ終わりを告げず、暑くて夜中なのにベッドから身体を起こす。
「あー。暑い!!」
携帯に視線を向けると通知ランプが光ってるので電源ボタンを押して携帯の画面を付ける。
眩しくて目を細めながら、友達からのメールには恋人出来たという報告だった。
高校生の最初の夏休み中に何人もの友達が恋人を作り、私は「またか」と溜め息を吐く。
携帯をベッドに投げて、勉強机の明かりをともし、残りの夏休みの宿題を一問一問解いていく。
それもすぐに飽きたので、パソコンで夏休み付き合う率を検索して、色々なトピックを見ながら、また眠くなるのを待っていた。
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