なつやすみは恋する季節?

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「ん…?朝…」 鳥の鳴き声が煩くて、机から上半身を起こし、昨日の事を寝ぼけながらなんとなく思い出した後、階段を降りて背筋を伸ばしてお風呂に向かう。 さっぱりした後、リビングに行き麦茶を持って部屋に戻り、昨日の宿題を眉と眉を寄せながら難問を解く。 「コン…コン…」 ガラスが響く変な音の方に「ん?」と視線を向けると声を出せないほど驚き、瞳孔を開くのを抑えながら窓を開けて平常心を装う。 「何してんの?忍者ごっこ?」 「あー?ちげーよ。俺の友達が彼女出来て、付き合いわりぃーから、暇で来た。相手しろ」 窓から侵入する人物のその言葉に両手を掴み大きく何度も頷いた。
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