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「ちょっとごめんね……はいはーい」
「お前、俺の上で電話に出んなよ……」
「滝煩い!!あんたが人の部屋に居るからでしょ!!」
騒ぐ滝の上から退いて、電話口に耳を当てると呆れた声のあかりだった。
『夏休みに男女が何ケンカしてんの?暇ならさ、夜花火やろうよ』
「花火?んー。私はいいけど。女2人で?寂しくない?」
『そんなわけないでしょ。渋沢君に聞いといてよ。こっちはけいた来るからさ』
あかりもけいたと一緒なんだ。ま、向こうも幼なじみ同士だしね。
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