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窓から忍者のように滝が帰ってから数時間後、チャイムが鳴り下から母と話す滝の声が聞こえた。
「柚音ー、滝君よ。あらホタル来たの?」
「はーい」と言って階段を降りると助走ついていたのか、トンッと背中を押され滝の胸にダイブしてしまった。
「いたーい。いちいち押さないで」
いつもの事で対して驚かない私達は、起き上がり母に視線を向けると不服そうな表情なので溜め息が出た。
「滝、柚音ちゃん傷つけたら責任取ってお嫁さんにもらいなさいよ!!」
妙な迫力のホタルさんに滝の表情には怒りマークがついてるかのように眉を寄せていた。
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