鳥居

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舞とは一緒に暮らしている。同棲のルールとして仕事の早く終わった者が食事の支度をすることになっていた。残業続きの舞に代わり俺が食事の支度をすることが多くなっていた。 翌朝、舞の目覚ましに叩き起こされる。まったく。俺はゆっくりでいいのに… 「ねえ。あの鳥居に何かぶら下がってるけど、気味悪いわ。人のように見えるけど…まさかね。」舞はアパートの窓から外を眺め、コーヒースプーンを舐めながら不安気に呟く。
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