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太陽
身にあまる望みは羽を焼き
夢追い人を地に堕とす
ソレはいつかの神話のようで
ソレはいつかの想いの欠けら
羽をもがれた夢追い人は
再度飛ぼうと駆け出した
まるで群がる蛾のように
光りの渦へと身を投げる
何時になったらとどくのか
何時になったら見えるのか
目指した場所は、遥か彼方
抱いた理想は、記憶の海へ
近付けば、なお遠くなる
身体が崩れ、また遠くなる
ソレはそびえる光りの渦
空にそびえる太陽の搭
ソレはそびえる光りの渦
人が焦がれる太陽の塔
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