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「あっ!お兄ちゃんおはよー」
妹の雛は珍しく僕より早く起きた様で、リビングのソファーに座り朝食であろうトーストをかじっている。雛の目線は僕の頭の天辺からつま先まで2~3回上下し、僕に向けて右手を突き出し親指を立てた
「お、お兄ちゃん!!似合ってるよその制服!!」
「ありがとうね!雛」
雛の頭を軽く撫で、雛の隣に座り用意されてあったトーストを食べ始めた
「何かお兄ちゃん別の人みたい!中学の時のお兄ちゃんも黒髪でかっこよかったけど…」
「けど…何?」
「ん~今のお兄ちゃんは誰かに似てる」
そう言って雛はココアの入ったカップを包む様に持ち「ん~~」と考えこんでしまった
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