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「あーやばい!学校に遅れちゃうよー」
リビングの時計を見ると時刻は8時になっている。かれこれ30分位は雛のごっこに付き合っていたようだ…30分ってアニメ1話見れるじゃん
雛の通う中学、桜中学は僕が1月前まで通っていた学校でもある分けで…今日が入学式と同じである。
雛は生徒会役員なので今日は大変だ
「じゃー行って来ま~す」
雛はカバンを持つとパタパタとスリッパを軽快に鳴らして駆けて行った
「僕もそろそろ行こうかな」
「光もー行くの?もう少し母さんとおしゃべりしましょうよ?」
母さんは首を傾げこちらを上目使いで僕を見る
おい…おい…歳を考えて
「じゃ!母さんまた後で…行って来ます」
慣れない革靴を履いて家を出た
「も~!私全然喋ってないし(ToT)/~」
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