プロローグ

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2045年3月28日…自宅… 「留年…ですか…はい…分かりました…」 発端は、彼が学年末テストの赤点で留年が決定してしまった事であった… 本来の親なら留年と聞いたら多少なりとも怒るが、それでも卒業まで支援するのが普通であるが… 「全く留年なんて我が家の恥ね!!」 「全くだ!!捨てていきたいくらいだ!!」 精神的にも辛い時に励ますおろか罵声しか浴びさせられなかったうえに… 「留年のお前には、こんな物は必要ない!!」 自分の暇潰しであったゲーム機やカードゲームは全て没収されてしまい売り払われた…もちろん売却金は自分にはなかった… さらに… 「これからは学校以外の目的で外に出さないわ!!おとなしく勉強をやりなさい!!」 自室に箱詰めにされ外には一歩も外出禁止になった… その後は、学費などを払わされたりと金を絞り取られたりと…もはや1日1日過ごすのが日に日に辛くなっていった…
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