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放課後、数人でカラオケに行く。
この中に入れてもらえるということは、俺もわりとありと結論付けられる。
彩花の存在に色々と気を回していたが、校門でも今現在カラオケに向かっているのにいまだに彩花を見つけられていない……心配ないか、やっぱり。
不意に携帯が震えた。
せっかくちょっと好みの乳の大きい女性と会話していたのに……と思いながらも携帯を開いた。
短い文面だったが、内心の焦りと血の引き方はとてもじゃないが抑えられるようなものではない。
「……どうかしたの?」
乳の大きい女性……クラスメイトなのに名前が出てこないぐらい胸が大きい女の人が俺を心配そうにみている。
「ご、ごめん、ちょっと大切な用事ができた」
咄嗟に出てきた言葉を並べ、一刻も早く家に帰りたい、そんな衝動に襲われた。
彩花から来たメールには体調が悪いので夕食が作れそうにないのでなにか食べてきてください、そう書いてあった。
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