出逢い。

2/6
前へ
/8ページ
次へ
「ゆな、これで晩ごはん買ってきな。」 「…はぁい。」 母さんはあたしに5000円札を渡した。 そして、慌ただしく母さんは仕事に向かった。 夜はいつも一人。 小さい頃からだから、もう寂しいとは思わない。 慣れたし。 父さんも家にあんまり帰ってこないから。 お姉ちゃんはバイトでいない。 いたとしてもウザい。 「はぁ…。コンビニ行こう。」 そういって、家の鍵を持って出た。 あたしの住んでるマンションの前には 小さな公園が昔からある。 小さい頃は家族でよく遊んだっけ。 ふと、その公園の方を見た。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加