◆よん◆

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「……っ嘘…だ……だって、俺は…お前の対象外の男だぞ」 「当たり前だろ。他の男なんて吐き気がする。朔夢だから。朔夢じゃなきゃ… 俺、心の何処かで朔夢なら俺から離れないって安心してたんだ。 女といても朔夢ならそんな事しないとか。朔夢はもっと料理上手いとか。いつも比べていた自分がいてさ… 女装した時だって、すげぇ美人になって嬉しくて。つい調子にのってキスして見せびらかしたりとか… 俺だって悩んだんだよ。男が男を性的対象に見るとか。普通あり得ないだろ…?ずっと小さい頃から一緒にいて、風呂だって一緒に入ってたのに。 何で今更、朔夢の裸みて興奮するのか… だから女にのめりこんだ。気のせいだ。気の迷いだって… でも無理だったけど」 そう言って笑う優也は、俺の頬に手を添えて顔をあげさせるけど… どう反応していいかわからなくて、優也を見詰めていた俺に、 優しく笑いかけた。 「朔夢も本当は俺の事、好きだろ?先輩とキスして俺の方がよかっただろ?」 「………っ」 そう言いながら、 啄むように俺の唇に触れた。 ,
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