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「……自意識…過剰…じゃ…ない…の」
「うん。あの時、俺の名前呼びながらイったろ。俺まじキた」
「…っあれは…」
「隠しても無理。郁斗から確証貰ったしな。次は優しく抱くから、もう二度と朔夢以外抱かない。つか、いらない。
朔夢にしか反応しないから、責任とって俺のもんになって」
「…何…だよ…その告白の仕方…」
「土下座が好みなら土下座するけど?」
「頭踏みたくなるから止めろ」
「朔夢ならされてもいい」
「…Mかよ」
「朔夢限定って事だよ。好きだよ、朔夢。お前も俺の事好きだろ?今でも…」
「っ……好き…だよっ…ずっと…忘れる事なんか出来なかっ…!」
言い終わる前に、俺の唇は塞がれていた。
お互い強く抱き締めながら、思いを確認し合う様に舌を絡ませた。
こんな日が来るなんて思わなかった。
また優也に逢えるなんて…
俺を好きだなんて…
この思いが通じるなんて…
夢なら覚めないで欲しい。
もう二度と、
俺以外の奴をこの腕に抱き締めないで。
俺だけを見て。
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