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「どう見ても動いているように見えるが…?」
“そうですね…。生きている武器。とでも言った方がよいかもしれません。”
「こいつを持ってモンスターを斬れるとでもいうのか?全くそのように見えないが」
“試してみればわかります”
「俺には武器とは思えないから試す気になれん…」
「ルイ、試してくれ」
“では、この子を持って魔力を流してみてください”
「はい…。」
とりあえず、ドラゴンの子供にしか見えない生物を手に持ってみる。
が…何も起きない。
そうか…次は魔力を流さないといけないのか。
…って、どうやったら魔力なんて使えるのだ。
とりあえず、手に向かって意識を集中してみるか?
その時、手の中にいたドラゴンの子供が大きな太刀に姿を変えた。
刀身が1.2メートルほどあって、すごく大きい。
柄の部分はドラゴンの皮膚を少し硬くした感じで滑りにくくなっている。
鍔の部分はちょうど羽を閉じて丸めたようなイメージになっている。
とりあえず、ジークさんの方を見てみる。
「おいおい、本当に武器だったとはな…。」
「俺もビックリしてます…。しかもサイズの割に重量を全く感じません…。」
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