番外編2

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  「…だから…私だって、吉野のこと嫌いとか絶対にない」 涙目で見上げてくる梨夏は最強。 …だからいじめたくなるよな? 「……じゃあ、何?」 「へ?」 「俺のこと。どう思ってんの?」 「!」 「…俺に触れられるの、どう思ってる?」 「!!」 「ねぇ、教えてよ」 「~っ」 「梨夏」 「よっ、吉野のいじわる!」 「…そんなの、梨夏にだけだし」 「!…ず、ズルい…!」 「どっちが」 「っ!」 チュッ、と軽く唇を合わせる。 唇を離して梨夏を見ると、頬をピンクに染めてうるうるとした目で俺を見上げていた。 さっき以上に… 「…ヤバい」 「へ?」 「ずっと触ってなかったし。梨夏にもっと触りたい」 「なっ、なにそれ!ばかっ!」 ぐぐぐ、と胸を押されるけど、離すわけない。 やっと触れたのに。 「バカで結構。梨夏のせいだし。」 「人のせいにしないでよ!」 「ほんとのことだろ?で?触ってもいいんだよな?」 「~っ、わかってるくせに…!」 恥ずかしそうに真っ赤に頬を染めた梨夏。 …梨夏の顔見れば、明らかだな。 これが全てだ。 「ていうか………」 「…?」 ていうか。 嫌と言われたとしても、我慢するとかもう無理だけど。  
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