幼少時代~光秀との約束~

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風に揺らぐ山の木々の音や川のせせらぎを聞きながら外で少年はぐっすり眠っていた。 そしてその自然の音を聞き入ってると幼き少女の声が聞こえた。 「仁義~、どこ~?」 「ん……んー……?」 声が聞こえた途端、目が覚めた。少年は体を起こし、辺りを見回すと真っ暗で星が輝いている。どうやら1日中寝てしまったようだ。 少年の名は久保田仁義(ひとよし)。 少年の風貌は顔立ちや背丈こそは普通位だが、そこらの少年より顔立ちは少し整っていて身体も筋肉があり引き締まっている。 仁義の特徴なのは額の右端にある傷に灰色がかった髪だ。 性格はめんどくさがり屋で呑気で遊び好きだがやることはやるしっかり者(?)だ。 「仁義!やっぱりここにいた……」 「おー……光秀ー……」 この少女の名は明智光秀。 仁義と同い年の幼馴染みで仲の良い友達だ。 背丈は仁義と変わらない。顔立ちはまだ幼さがあるがかなり整っていて澄んだ瞳に髪は黒のショートだが耳元の髪は跳ね、その近くの髪は少し伸びている。 性格は真面目で几帳面な性格で間違った事はたとえ目上の人にも諫言できるが融通が効かない所もある 「おーじゃないよ!叔父様、かなり怒ってるよ!」 「父上がか?」
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