起【欠点だらけの少年】

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そんな僕の学校生活を気に入らなかったのか、周りの皆は僕を攻撃するようになった。 教材を隠すわ破くわ、水を掛けられるわ黒板消しを投げられるわ。そして皆の前で無理やり服を脱がしたりと、僕を見世物にして楽しんでいた。 だけど僕は特別、それを苦痛に感じる事はない。勿論、快感を覚えるなんて事も毛頭ない。 ただ、客観的に僕が感じている事は。 僕を嫌われものの鳥の、烏-カラス-として例えると、周りの皆は烏以外の、何かしらの鳥類として、嫌われものである烏を集中的に虐めているようにしか見えなかった。 その事について、僕は嘆く事も、苦しむ事もしない。ただ、そんな周りの皆が『醜い』。あまりにも『可哀想』だな。 日に日にそう思えるようになっていた。 .
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