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まだ飛竜達が今ほどの脅威ではなく大陸では人間同士が争い
そして、争いの為により強い軍隊を作ろうとしていた時代・・・
大陸の東にある当時は小国であった城に1人の天才と呼ばれる剣士が訪れた。
名をシアノ、10年に1人の逸材と呼ばれ、いずれはどこかの国の騎士として、
その勇名を轟かせるであろうと謳われた剣士である。
無論、そんな彼の名は近隣諸国にまで届いており、仕官の誘いが絶えることは無い。
彼は様々な国々を巡り、それに伴う豊富な知識と剣術を持ち合わせていた。
この小国を治め、シュレイド城の主である王も彼の名を知らないわけはなく、国内にシアノが来ていると聞き、早々に使者がシアノの元を訪れた。
シアノは翌日にでも城に訪れる旨を使者に伝えたのである。
彼がこの地を訪れたのは王よりの再三の招きがあった事はもちろんであるが、それとは別に彼には、もう一つ大きな野望があった・・・ 。
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