笑える笑えない始まり

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さらには高等一年生になってまで三クラス。これはもう誰かに呪われているのではないだろうか? 「笑えないよ」 「笑えるな」 二人の意見は食い違う。しかし思っているのは一緒だ、ああ、やっぱりか。である。 ロマンチストではないものの、もしかして、もしかしたら二人の仲を恋仲にしようと神様が躍起になっているのだろうか。 それは御苦労なことで、そして、そんな関係ではない二人はため息を同時に吐き、足早に複雑な思い入れがある三クラスへと足を向ける。
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