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田代「織田君、契約書とテスト用紙を頼む。っと坂本さんにお茶も頼む。」
織「はい!」
返事はうるさい程元気だ・・・
俺が暗いだけに助かってはいるんだけど。
織田君の人としての根っこは見えない、本当の自分を出さない。ここまで一緒にいて根っこが見えてこないのも織田君だけだ。
だからこそ上手く助手として働いてくれているのかもしれない。
これは興味であり好意ではない、対して織田君は俺の根っこを見るために一緒にいるんじゃないかとふと思う。
初めて会った時から変わらない。恐らくは俺と似た感覚で人間的に気になっているんじゃないかな
織「坂本さん、お待たせしてすいません。まずこれが契約書です。よくお読みになってサインして下さい。サインが終わりましたらこのテストの記入をお願いしますね!」そっと坂本さんの前にお茶を置く。
契約書とテスト
これは必ず最初に行う。
まずは契約書だが難しい事はない。
一つ・絶対的な意志確認。
第一に途中で当人が諦めればそこで終わる。諦めなければ可能性は残る。諦める可能性の軽減策だ。途中でさよならは無しよって事
二つ・これはケースにもよるが今の仕事や全ての人間関係さえも保証出来ませんって事。だいたいこれはみんな可能性の提示を求めてくるが自分を変えたいってのに周りを気にしているようじゃ変われませんっていうと大体承認してくれる。
三つ 人格保証は出来ません。俺は物を売るわけでは無いからこれも当然でしょう。
四つ 俺たちのやり方や変わるために行う行為など全てにおいて口外禁止。
五つ 契約違反は罰金一千万。主な要点は以上かな。
この五つぐらいはどんな人にも必ず説明する
ま、実際じゃ俺たちもずっと成功の上に立っているわけじゃあ無い、失敗は次の成功にいかしましょうという考え方でどんどん継ぎ足している。
坂本さんが契約書にサインを終えた
次はテストだ。
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