1人が本棚に入れています
本棚に追加
ツナは付き合って3ヶ月だが、もともとはお客さんで、知り合ってからは後半を除いては数こそそんなに多くはないものの一年以上はたっていた。
そもそもツナのことは嫌いだった。学歴がいいからなのか、いい仕事してるからなのかいつも態度がツンケンしていて偉そうで、私をバカにするような態度ばかりだった。そんなツナに対し、私もキャバ嬢あるまじき信じられないほど冷たい態度をとり続けた。
なのにツナは私を毎回指名し、私は嫌がらせのつもりかな~…まじ出入り禁止にしてもらおうかな?なんて悩んでいた。
まあさすがに出入り禁止もちょっとなぁと考えた私はツナを店外デートに誘った。
『訳がわからない相手』なら
『理解すればいいじゃない!』
と思ったのだ。
私「ツナさん!今度食事いきませんか」
いつにない優しい笑顔をツナに向ける
ツナ「そんなこといって!どうせドタキャンするんでしょ?」
は?なにいってんの?あ、それもありか!そしたらもう指名してこなそうだし!!
いやいやイカンだろ!まず人としてやってはならない行為の一つだ!理解しようと思ったんだから!!ここは押せ!押すんだ!!
私「そ…んな訳ないじゃないですかぁー!ツナさんのこともっと知りたくて❤」
ツナ「ふうん、まぁいいけど」
とニヤニヤ満更でもない様子。
あれ?もしかしてすごいわかりやすいのかも?(笑)
約束は次の週の木曜日に恵比寿で待ち合わせる事になった。
最初のコメントを投稿しよう!