疾風（はやて）

おみやげ

梨央が質問。

「凶器はどう考えたらいいでしょうか？被害者は相手は何も持っていなかった、と」

遠藤が頭を抱える。

「そこだよなぁ・・・混乱していて見過ごした、と考えるほうが自然だよな？」

捜査員が頷く。

「でも、見過ごすほど小さな何かで、人を真っ二つに出来るでしょうか？」

梨央が食い下がる。

「分かってる、分かってんだよ高木・・・まるで手品だよくそぅ・・・」