仕事の時間

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逮捕者の見張りのためにその場に4人残り、後の10人弱が足音立てず甲板前方へ移動する。 そこには物陰に座り込むヤン。近くに行くと跳ね上げ式の扉が甲板の床にあった。 微かに足元から話し声がする。あの扉を入り口に地下に空間があるのだろう。 「突入しますか?」 「ちょっと待って」 ヤンに話かけた隊員の声を私が止めた。 「突入せず無力化出来ます」 自信満々に言ってやる。ヤンは私をじっと見ていたが、少しあって頷いてくれた。任せてくれるらしい。 正直、ブルーノばかり活躍して悔しかったのだ。
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