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「え」
露骨に嫌な顔をするブルーノ。
「これも仕事の内でしょ?それにあの子供どうなったか心配じゃないの?」
「そりゃ…まあ」
昨日の事を思い出しているのだろう。ブルーノのフォークが止まる。
武器密輸船に鎖で繋がれていた女の子。あの時は助ける事で必死だったが、よく考えたら何故あんな所に女の子がいたのだろうか。
少し考えたが理由は分からない。
人間のやることは時々理解に苦しむのだ。
「13時にテディス総合病院。距離あるから食べたらすぐ出ましょ」
私の言葉にブルーノは頷いた。
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