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「…で、問題はここからなの」
今まで沈黙を黙っていたヘスティアさんが言葉を話した。
「病院では保護は出来ないし、この街の孤児院に問い合わせてみたけどホムンクルスは受け入れてくれないそうなの」
「じゃあ、このちびっこは行き場が無いって訳か?」
ブルーノが言えばヤンとヘスティアさんが頷いた。
「密輸された時点で、ホムンクルスの持ち主が現れる共思えん。こちらでも対処に困っているのだ」
「…おい、何か嫌な予感がするぞ」
私は話の途中で気付いていたが…ヘスティアさんはにっこりと、あの事務的な笑顔を浮かべた。
「貴方達。この子引き取ってね」
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