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この街…テディズの街のハンター支局。支局といっても街の規模が大きなものだからそれに比例するように、２階建てのなかなか立派な建物だ。
入り口横のゴミ箱に包み紙を放り込み、入り口のドアを開ける。
入った瞬間、大通りより賑やかな声が鼓膜を震わせた。
同業者のハンターやハンターに依頼を出したい人。その対応に追われる職員達の声が建物内部に響き、武器を持ったり書類を抱えた人々が行き交っている。
どの街のハンター支局もだいたいこんな賑やかさだ。
何度も訪れた場所なので、内部はだいたい把握していた。私は入り口から入って直ぐにある廊下を進み、見えてきたホールにある窓口で受付を済ませると備えつけられた椅子に座って待つ。
備えつけられていた雑誌を適当に呼んでいたら、唐突に名前を呼ばれた。
「レト・フォーマルさん。二番窓口までどうぞ」
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