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携帯の画面に映し出されたのは『但馬 啓介』。
半年前、
美咲と行った合コンで知り合った男。
話は面白かったし、
IT企業のエリートだったし、
程よくお酒が入っていた。
何より女の扱いが上手くて、
気づけば彼とホテルに居た。
勿論、
合意の上で
無理やりじゃないし私が望んだこと。
彼との一夜は楽しくて、
私を十分に満足させてくれた。
それからも彼とは度々会い、
食事をしたしお酒も飲んだ。
そして毎回ではないが身体も重ねた。
彼とは割り切った関係だと思っていた
―――つい、最近までは……
でも人の心とは分からないもので、
いつの間にか彼の方はそうじゃなくなっていた。
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