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ワールドゲーム 大切な・・・ 1話 「ゲームスタート」
森羅「ん?もうこんな時間!」
僕はいつも通り、あわてながら家を出た。
いつも通りの朝だけど、今日はなぜか辺りが静かだった。
毎朝見かける近所のおばちゃんも、今日は見なかった。
それよりも変だったのは、お母さんがと姉が居なかった事だった。
僕のお父さんは朝が早いから、朝はいつもいないけど、
お母さんが居ないのは変だった。
今思えばその時点で、このゲームは始まっていたのかもしれない・・・
学校と家の中間ぐらいを歩いていると、
前の方に、友達のがじゅんが歩いていた。
森羅「お~い、がじゅん!」
いつもは話しかけないけど、今日は聞きたい事があったから、
簡単に話しかけれた。
がじゅ「ん?ああ、おはよう。
どうした?」
森羅「あのさ、今日って部活あったっけ?」
がじゅ「え~っと、なかったんじゃないか?」
森羅「よかった、水着乾かんかったから
持ってこられへんかった」
がじゅ「けど、わからんで」
そんな話をしていると、後ろから核砂糖が
がじゅんに突撃してきた。
がじゅ「痛った!!なにすんだよ」
核「ごめんごめん、今日は追いついた!」
森羅「ハハハハ、核砂糖おはよう」
核「おはよう」
知らない間に、学校の目の前まで来ていた。
靴箱までいって、上履きに履き替えて、
廊下を歩いている時に、僕は何か違和感を感じた。
森羅「なぁ、がじゅん。
人がおらんくない?」
がじゅ「確かに、そこまで早い時間でもないし
変やな」
核「きょう九時半登校とかじゃないやんな?」
おかしい、なにかおかしい。
そんな雰囲気を3人は感じ取っていた。
とりあえず、3人はお互いの教室に分かれ、
また、廊下に集まる事にした。
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