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ちんちくりんな私だけど、
女は度胸と愛嬌!
と姉に言われて育ってきたので、
華奈ちゃんやのんちゃん同様、愛想はよかった。
美人の中に紛れ込んだちんちくりん。
明るいちんちくりんだったので、なんとかやってこれた。
さらに、派遣に登録しても、続けることができる女の子は少なかった。
週末や連休は潰れる上に、一日中立ちっぱなしの喋りっぱなし。
さらに接客もしなければならないので、専門知識も必要になってくる。
短期でがっつり稼げる!
そう意気込んで入ってきた女の子は、ほんとに短期でいなくなる。
入れ替わりが激しかった。
私も最初は専門知識もなかったから、接客だってできなかったし、
一日中立ちっぱなしで足の裏は痛くて痛くて絶望だった。
でも、人と接することは大変だけど、嫌いじゃなかったし、
売り場を元気にする仕事であったから、私はこの仕事が嫌いじゃなかった。
それに
「お金がいい仕事はそれだけ大変ってこと。」
って、ヒロキさんが言ってた。
ヒロキさんは私の彼氏。6歳年上の会社員。
土日はお仕事で、水曜日が休み。
水曜日には講義が終わるとヒロキさんのお家に行ってご飯を作って一緒に過ごしていた。
なので、私にとって、この派遣のバイトは条件的にかなり合っていた。
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